腰痛椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は当サロンで施術させて頂くことの大変多い症状です
痛みや痺れが特に強いのが特徴です。
ヘルニアと狭窄症は痛みや痺れが強いという以外では、実は真逆の特徴を持っています。
症状の特徴についてしっかりと説明して貰ったことがない方が本当に多いので、詳しく分かりやすく説明させて頂きます。
ヘルニアの特徴
その対策
アイシングとは?
まず腰椎椎間板ヘルニアですが、背骨と背骨の間にある椎間板というクッションの中にある髄核という部分が飛び出してしまい、神経を圧迫することで生じます。
神経が圧迫され神経炎のようになることで、腰椎下部のヘルニアの場合、膝を伸ばした状態で前屈すると症状が悪化します。
座っているときや、酷い場合は寝ていても痛みや痺れが生じる方もいらっしゃいます。
まずは炎症を鎮めないといけませんので、適切な箇所をアイシングしていくことが重要です。
炎症が静まりお身体の状態を良い状態に戻せば、飛び出した髄核という部分は貪食作用という身体の仕組みにより無くなりますので、腰椎椎間板ヘルニアは構造的にはしっかりと改善します。
椎間板ヘルニア
改善しにくいのは
何で?原因は?
しかし、多くの方が何年も椎間板ヘルニアが改善しないとおっしゃいます。
これはヘルニアの根本的な原因となる姿勢不良や日常生活の癖が改善していないことで、貪食作用がうまく作用しないからです。
根本的な原因を改善しないと、ヘルニアはなかなか良くなりません。
最悪別の箇所のヘルニアになることもあります。
適切にアプローチし、根本的なお身体の調子を改善させておけば格段に早く、腰椎椎間板ヘルニアの症状は改善しますのでご安心ください。
注意点としまして、排尿障害の症状が出ている方は施術をせずお医者の指示に従ってください。
脊柱管狭窄症
ヘルニアとは真逆の
特徴とは?
次は脊柱管狭窄症ですが、身体を反った際に脚に痺れや痛みが生じます。
立っているときや歩いているときに症状が悪化し、逆に座っているときや寝ているときは症状はほとんど気になりません。
脊柱管狭窄は背骨のズレ、靭帯の肥厚など構造的な問題により生じますので、残念ながらその状態を改善させることはオペ以外難しいです。
このように多くの特徴が腰痛椎間板ヘルニアと真逆になります。
脊柱管狭窄症
脚の痛みと痺れ
改善させるには?
施術や運動により狭窄症の構造的な問題を改善することは難しいのですが、脚の痛みや痺れという症状に関しては多くの場合改善させていくことが可能です。
脊柱管狭窄症は構造的な問題でその部位の腰椎の反りが強くなりすぎることで症状が生じます。
ですのでその部位を過度に反らさなくても姿勢や歩きを維持できるように出来れば良いわけです。
脊柱管狭窄症の場合、前屈みの方が楽ですので、股関節・骨盤・腰椎など様々な箇所に前屈みの癖が蓄積してしまいます。
それらにアプローチし、楽に身体を起こるようになり可動域を確保できれば、問題のある腰椎を過度に反らせる必要がなくなり、辛い痛みや痺れなどの症状が軽減します。
痛みや痺れの改善
筋膜を調整する
その効果とは?
また痛みや痺れは、筋膜の不具合によって生じることも多いです。
なぜなら筋膜の間を神経や血管が走行しており、筋膜の捻れのような不具合が痛みや痺れの原因になるからです。
ですので股関節の調整、骨盤矯正、背骨調整に加え筋膜調整を行い、さらに姿勢や歩きを修正し、その方に合ったセルフケアを覚えて頂くことで多くのケースで症状が軽減されます。
しかし、あまりに構造的に脊柱管狭窄が進行した超重症の方、例えば20mも歩けない、寝ていても脚が痺れるという方は、セカンドオピニオンを受けた上でオペを検討されるのが良いかもしれません。
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
アプローチまとめ
このように腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄は症状や、アプローチなどが全く違ってきます。
難しいのは、ヘルニアと狭窄症を合併しているケースもありますし、筋膜や筋肉を原因とする坐骨神経痛の影響の方が強い影響を与えているケースもあります。
これらを施術を行いながら、判別していかないといけないのが難しい点になります。
しかし、これらをしっかりと判別し適切な施術を行っていくことで、多くのケースで症状は改善されますので、ご安心ください。
ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。